UTAIL

English UT

ホーム

ニュース

メンバー

研究室について

研究プロジェクト

発表論文

卒論・修論生へ

アクセスマップ

内部専用

Square
edgeedge

 

年度: 2014-

メンバー:
高橋 佳奈子
松田 壮一郎
鈴木 健嗣

共同研究:
慶應義塾大学


Tags:
- サイバニクス・拡張生体技術
- 社会的相互作用研究

 
痛みを知るための着用型心電位モニタリング
柔軟物を用いた生活環境における小児用心電位計測デバイス
An ECG measurement device for children through flexible clothes

 

心拍変動は,心電位より求められる自律神経活動の評価を行うことが可能な生理指標であり,感情やストレスを推定するための指標として利用することができる.すなわち,生活環境における小児の心電位を計測することで,両親の見守りを支援することが可能であるといえる.一方で,自閉症スペクトラム障害などを有する小児の中には,表情や行動などで自身の感情を表出することが困難な場合があり,痛みやストレスなどの影響で不快な状態にあったとしても,両親や作業療法士などがその状態に気づき,適切な処置を行うことが困難であるという問題がある.近年では,自閉症を有する方の行動と生理指標との関係を検証する研究が行われているが,生活環境における自閉症児の心電位に関する研究はほとんど行われていない.

我々は,弾性を有する柔軟物である裾にゴムがある衣類に着目し,日常生活中の心電位R 波を取得可能な被拘束感の低い小児用心電位計測デバイスを提案しています.ここでは,電極部を設計するために実施した評価実験を示し,実際に提案デバイスを小児に適用した実証実験を示すことで,小児でも使用可能な被拘束感の低いデバイスであることを示しています.さらに,安静時および動作負荷の小さい状態における心電位R 波の検出精度を検証することで,生活環境における自律神経活動評価への利用可能性を示す.

被拘束感に関するアンケートおよび電極評価実験の結果から,手首動作時の体動アーチファクトを考慮した着用型デバイスを構築しました.実際に提案デバイスを健常児に適用することで,小児でも使用可能な被拘束感の低いデバイスであることを示しています.さらに,安静時および動作負荷の小さい状態において,96%以上の精度でR 波を検出可能であり,R-R 間隔の誤差率が1%以下となることを示しました.

現在,自閉症スペクトラム障害児を対象とした実証研究を準備しており,支援活動(療育)中の心電図計測の実現可能性を明らかにしていきたいと考えております.


 


JST本研究は,科学技術振興機構の支援を受けて行われております.

arrow 研究プロジェクトに戻る

   
発表論文他
  • Takahashi, K. and Suzuki, K., “An ECG Monitoring System Through Flexible Clothes with Elastic Material," Proc. of 17th IEEE Intl. Conf. on E-health Networking, Application & Services (IEEE HealthCom 2015), 2015. (accepted)
   
     
関連する研究プロジェクト
 



  © 2005-2020 Artificial Intelligent Laboratory, University of Tsukuba, Japan