我々は、「PEPITA」と呼ぶ人々の相互交流を促進するペット型ロボット を開発しています.本研究では,人々の自発運動と相互作用行動,ならびに社会行動の獲得を支援することを目的とし,それらを実現するために情動反応を考慮した球体の新たなロボット型デバイスを提案しています.
この球体からなるデバイスの開発及び評価実験を行い,情動的インタラクションを取得するセンサ性能,プロジェクタを利用した視覚的表現の有効性を示すとともに,自閉症スペクトラム障害児を対象とした実証実験を通じてその効果を明らかにしてきました.
本研究は,ロボット技術を応用することで小児らでも簡単に使用できるデバイスを開発し,新たな社会的交流を創出する情報物理環境を提供するものです.これにより,情動的な交流を考慮したロボット型デバイスが,社会行動の獲得を支援するため有効であるという新たな知見が得らています.
年度: 2013-
メンバー:
Eleuda Nunez
鈴木 健嗣
共同研究:
附属病院リハビリテーション部
Tags:
- サイバニクス・拡張生体技術
- 社会的相互作用研究