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年度: 2011-

メンバー:
飯田 一樹
鈴木 健嗣

共同研究:
NPO法人
民間企業 (通信関連)
デンマーク工科大学

Tags:
- サイバニクス・拡張生体技術
- 社会的相互作用研究

 
人々が触れあうことを支援する
人々の身体接触を拡張するブレスレット
Enhanced Touch: A Wearable Device for Social Playware

 

我々は、実世界において人々をつなぐ、新しい装着型デバイスを開発しています。これは、子供から大人まで装着可能なサイズで作られており、皮膚接触により互いのブレスレットが発光します。これは、人体を伝送路とした人体通信技術を応用し,手首に装着したデバイスのみを通じて身体接触の識別と情報通信を行います。これまで、互いに共通の機器に接触して通信するシステムはありますが、機器を介さず単純に人々の接触のみで実現するデバイスはありません。

このブレスレットは互いに固有のアドレスを持っており、誰といつどのくらい接触したかが記録されるだけでなく、特別な情報端末に接触することで、これまで接触した人々との関係を視覚化する機能も有しています.これにより、他者と共感・協調の光でつながることで、鬼ごっこのような古くからある「遊び」のかたちを変えることなく、遊びや社会的交流の体験を支援・拡張し、創造的探求を促す新たな世界を提供します。

社会的な相互干渉が苦手な子どもたちでも,軽い身体接触を徐々に与えたり,身体接触を伴った遊びを取り入れるなど適切な方法で接触を行う働きかけを行うことで,最初は単独で行動していたとしても,徐々に他人と接触する回数や時間が増えるとともに,相互交渉を行いながら一緒に遊ぶように変化するという報告があります.このような実験では,接触の回数や時間などを定量的に計測することが求められるが,ビデオカメラによって撮影したあとそれを目視で解析しており,解析の対象となる人数が多くなるほど解析者の負担が大きくなる.こういった計測に対する技術的な支援は未だされておらず,いずれの手法も使用者への負荷が高くなり,同時に遊んだり計測したりする人数が装置の仕様によって強く制限されてしまうという問題がありました.

そこで本研究では,環境や使用者に大きな負荷を与えず,簡便に複数人の間での接触を測定・記録できる新しい装着型デバイスを提案します.これは,図に示されるように,デバイスをベルトを用いて腕に装着するだけで,デバイスを装着した人同士の接触の検知と記録を実現するデバイスです.これにより,接触の記録を基に人々との関係性を可視化したり,各種行動解析や心理学実験において,接触の計測を簡便に行うことができるようになります.また,デバイスにはLED やスピーカなどが内蔵され,視聴覚刺激によって検知結果の提示のみならず,人に接触を行わせる働きかけを行ったり,光や音を用いたゲームを構成したりすることができます.これにより,視聴覚刺激やそれを用いたゲームによる接触の誘発,接触を伴う遊びのモチベーションの向上を通じて,人との関係性の向上や相互交渉のトレーニングなど,社会性形成の支援を目指します.


 

JST本研究は,科学技術振興機構の支援を受けて行われております.

CCR本研究は,デンマーク工科大学(デンマーク)との共同研究を行います.

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装着型デバイスによる身体接触の計測と記録

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カラーブレンディング:接触の状況によりそれぞれの色が混ざり合います.

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社会的接触のネットワーク表示:接触時間によってその関係性を視覚的に示すことが可能です.

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