これまで,人々にとってより効率的な情報機器の利用を目的として,人間が日常の中で経験的に得てきた知見の利用を可能とする様々なインタフェースが提案されてきました.代表的な例としてはタンジブルインタフェースや既存の道具を用いたインタフェースが挙げられます.これらは,画面上の仮想的な物体に実世界における物理的な特性を与え,仮想的な対象と実世界の実像を結びつける役割を果たしており,既存の物体に対して新たな機能を付与することにより目的を達成していると言える.人と機械のインタラクションを設計するにあたり,そのインタフェースと操作対象の関連づけが重要です.
本研究では,人々が有する人の形の概念モデルである身体表象を利用することでこれらの直感的操作が可能ではないかと考え,人の形を有する実像であるCG モデルやヒューマノイドロボットを直感的かつ効率よく操作するため,小型の人形型インタフェースの開発を目的としています.
本研究では,人々にとって親しみ易く,自身と重ね合わせることができるという特性を有する形状を利用したインターフェースを提案すると共に,人が人の形をした実像と自身を重ね合わせるという特性が本インタフェースの理解および操作において有効であることを検証しています.
年度:
2008-09, 2011-
メンバー:
内藤 慧
廣川 暢一
鈴木 健嗣
共同研究:
Tags:
- 認知ロボティクス
- 次世代知能化技術