
 
            本研究では,聴覚刺激を用いて人の運動を認知的に支援するインタフェースについて研究を進めています.特に,運動支援として重要な筋電信号を音響信号として提示することで,体性感覚に加えて聴覚でも筋活動を知覚できる.本研究はこのような認知機能の拡張を目指した新しいインタラクションを提供するものです.
ここでは,日常生活や運動時に使用可能な実時間音響提示による装着型バイオフィードバック機器を開発しています.これまでに,筋電信号を認知可能な適切な音響変換手法を提案し,音響変換手法を実装したデバイスで予備実験を行うとともに,音響提示と一般的な視覚刺激による筋電図提示と比較することでその認知特性を明らかにしてきました.実証実験により,一般的な視覚刺激による手法と比べ実時間音響提示が携帯性に優れている上,十分なフィードバック効果があることを示しています.また,応用例として緊張性頭痛や偏頭痛の予防を目的としたデバイスを試作し,デスクワーク時に数時間装着する計測実験を行った.
年度: 2008-
            メンバー: 
            坪内 靖憲
		門根 秀樹
		
		鈴木 健嗣
            共同研究:
            井口 正樹(筑波技術大学)
		松原 正樹(図書館情報メディア系)
		寺澤 洋子(図書館情報メディア系)
            
            Tags:
             - サイバニクス・拡張生体技術
		
            

							    本研究は、グローバルCOEプログラム「サイバニクス:人・機械・情報系の融合複合」の支援を受けて行われております.